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永遠の愛を奪って
第12章 雨が上がりの口付けは……



「っ……。小春……」


眉を下げているから祐のことを困らせてしまっている。


でも付き合ってから恋人として大事なところが欠けているような気がしてずっとこの寂しさを埋められなかった。


抱かれて幸せを感じても心の奥では物足りないと思ってしまうし、いくら好きだと言われても不安が消えない。


このモヤモヤをどうにかして欲しくて祐の胸元に触れてから顔を埋めた。



「祐……、つらいよ……。なんで私に隠すの?」


もちろん我儘だと思われても仕方がない。


いつまで経っても土嶋さんのことをただの女友達だと割り切れない私が悪いのだから……。



答えに迷わせてしまっているのかしばらく沈黙の時間が続く。


ふと、ベッドサイドにある時計を見てみると午後十一時を過ぎてしまっていた。


そろそろ帰らないといけない時間だ……。


溜め息が出そうになるほど重たい空気だけど我慢して祐の考えをじっと待った。


「よし、じゃあこうする」


「えっ……」




「だから、小春に嫌われてもいい……?」


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