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第13章 エッチな悪戯と危険な社員旅行

楽しかった昼の休憩もあっという間に終わってしまった。


穂並さんにプレゼントする物は結局決まらなかったから、何かいい案がないか考えながら仕事へと戻る。


今日は誰も座っていない隣のデスク。

パソコンの画面を見続けるのが疲れた時に横目で見てみると、透明なマットの下に写真が挟まれていた。


写っているのは私が知らない頃の穂並さんと祐と……土嶋さん。


三人ともいい笑顔で写っているからとても仲が良かったことが一目見て分かる。


ここに私が入っていってきたから土嶋さんが今は……――――



そんなことを考え始めたら気分が落ち込みそうになったから、気持ちを切り替えるために席を立った。


トイレに行ってスッキリしてこよう……。


自分のデスクから離れて廊下を歩いていたら、偶然に椿さんが前方からやって来た。


「おっ、はくまい」


今日は何も用事がないのに、わざわざ近付いてきてからかってくる。


「社員旅行に行くって本当か？」


「そうですけど……。どうして知っているんですか？」