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永遠の愛を奪って
第13章 エッチな悪戯と危険な社員旅行
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メッセージに書かれていた内容を読んでから私は急いで部屋を出る。
受付のスタッフしかいなくてしんとしているロビーへと向かうと祐がソファに座ってスマホを眺めていた。
足音を立てずに近づいて肩に触れると、跳ねる程かなり驚いてくれて私は笑う。
「小春……!早っ!?」
「私も会いたかったからすぐに来ちゃった」
送られてきたメッセージは祐からのものでロビーにいる事と“会いたい”という内容だった。
祐の隣に腰を下ろすと、驚かせたことの仕返しをするように祐がわき腹をくすぐってくる。
「あはは。くすぐったいって。……祐はひとりでここで休んでいたんだね」
「休憩した時以来、小春と全然話せなかったから先輩を部屋に置いて出てきた」
「部屋は椿さんと一緒なんだよね。仲が良い人でよかったね」
「よくねーよ。小春と仲良くしてるところをまた見たせいで、嫌な気持ちの方が膨らんできたから」
「心配しなくてもただ話してただけだって」
「先輩のあの行動はたぶん……、小春のことが好きなんだと思う……」
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