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第17章 愛し合う内緒の日々

そのことを今日のデートできちんと話そう。


離れてしまうのはどうすることもできないから、これからどんな形で付き合っていくのかは目に見えていても……。


仕事が終わってから待ち合わせ場所でドキドキしながら待っていると、祐からLOINEのメッセージが届いた。


でも通知に出てきた文章を読んで私は肩を落とす。




【ごめん。残業しないとだから先に帰ってて】


仲直りする前から残業続きで忙しかったみたいだし、このまま大事なことを話せず私の前からいなくなっちゃうのかな……。


過去の別れの経験が私をより不安にさせてくる。


言葉だけでなく体でも愛を伝えたいと初めて思えた祐とは、今までの過去のようにはなりたくないのに……。


デートがなくなってしまい、しょんぼりとしながら家に帰ってテレビを見ながら横になる。


【分かった。残業頑張ってね】

っと祐に返事を送ってからまだ既読にならない。