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永遠の愛を奪って
第17章 愛し合う内緒の日々
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何を言いたいんだろう……。
お婆ちゃんはどうやら電話の向こうで誰かと話しているようだった。
『ああ……、青木くんねぇ。ごめんなさいねぇ。小春の彼氏なんだからしっかり覚えないとねぇ』
私の彼氏の苗字が青木なのは間違っていない。
恋人がいる事さえ話してもいないのにどうして知っているのか不思議だった。
だけど、お婆ちゃんの口からその名前が出てくる出来事がひとつだけ思い浮かぶ。……信じられないけど。
「もしかして私の彼氏がお婆ちゃんの家にいるとか……?」
『そうよ。小春のことを心配して来てくれたんだって』
「ええっ!?そっちの方に!?」
『携帯電話の充電が切れたみたいでねぇ。らいぶ?……LOINEだかができなくなったって今言ってる』
「とりあえず、今から婆ちゃんの家に行くから!待っててって言っておいて」
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