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永遠の愛を奪って
第17章 愛し合う内緒の日々
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私がこたつに座って聞いてみると、祐は茶碗と箸を置いて「ごちそうさまでした」っと手を合わせてからこちらに体を向けた。
「小春のばーちゃんが前にこの辺りで花屋をやっていて今でもそこに住んでるって穂並さんから聞いたんだ。
そこに行けば小春に会えるかなって思ったけど、小春は別のところに住んでいたんだな」
「うちはお婆ちゃんと同居してないからね……。しかも、ご飯までご馳走になってるし……」
「美味かったよ。ばーちゃんも優しいし、少しの間住む場所がここに決まってよかった」
太陽のように温かい笑顔をして私たちのことを見ていたお婆ちゃんは、立ち上がって食器を片付けるために台所の方へ歩いて行った。
お婆ちゃんは社交的な人だから、食事をご馳走するのもおかしくない。
でも祐が言った台詞に耳を疑うようなことがひとつあった。
「は……?祐がうちのお婆ちゃんの家に住む……?」
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