この作品は18歳未満閲覧禁止です
![](/image/skin/separater50.gif)
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
永遠の愛を奪って
第17章 愛し合う内緒の日々
![](/image/mobi/1px_nocolor.gif)
「そうそう。ばーちゃんがいいよって言ったから。小春もばーちゃんのとこに来るだろ?……これで一緒に寝れるぞ」
本当に泊まる気満々で荷物が沢山詰まっていそうなボストンバッグをバンバンッと叩く祐。
それでも私は何が何だか分からなかった。
もうすぐ遠くに転勤するというのにどうしてお婆ちゃんの家に泊まる必要があるんだろうか……。
「小春も泊まっていくんだよねぇ?久しぶりにうちが賑やかになってばあちゃんは嬉しいわぁ~。
じいちゃんが亡くなってから一人だったからねぇ。食器を洗ったら二人分のお布団の準備をしてくるからね」
「へ……?私は何の準備もしてないけど……。ちょっとー、お婆ちゃん……聞いてる?」
その後、実家に行ってから泊まる支度をしてお婆ちゃんの家へ戻った。
いつも心配してくる両親もお婆ちゃんのところに泊まると言うとすんなりと納得してくれて快く送り出してくれた。
大人になってからお婆ちゃんの家に泊まることなんてなかったから久しぶりだ。
布団を敷かれたのは二階の部屋。六畳ほどの広さで布団を二枚引いて少しスペースが余るくらいの部屋だった。
「連休中の旅行以来か。小春と一緒に眠るのは……」
![](/image/skin/separater50.gif)
![](/image/skin/separater50.gif)