この作品は18歳未満閲覧禁止です
![](/image/skin/separater50.gif)
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
永遠の愛を奪って
第17章 愛し合う内緒の日々
![](/image/mobi/1px_nocolor.gif)
「あっ、起きた。おはよう、小春」
でもそれは夢ではなくて、目が覚めると着替えている祐の姿を見ることができた。
会社に着てくるワイシャツとスーツのズボン。
まだ寝ぼけている私を屈んで見下ろしながらネクタイを締めている。
「おはよう……、祐……。早いねぇ……」
「悪い。昨日の残業で終わらなかった仕事があるから先に会社に行くな」
現実が受け入れられないまましばらくボーッとしていると、玄関を開ける音が聞こえた。
「ばーちゃん行ってきます」
「いってらっしゃい、たっくん」
下の階から会話が聞こえてきてスマホで時間を確認してみると、起きて化粧をしている頃だった。
「ええっ!?もうこんな時間!?」
布団から飛び起きて、急いで着替えをして茶の間へと向かうと、美味しそうな朝ご飯が用意されていた。
食べずに行くのは勿体ないから口へと掻き込む。
「小春。ゆっくり食べないとお腹が痛くなるよ」
「大丈夫。ねぇ、祐はここに泊まる事情をなんて言ってた?まだ聞いてなくて」
![](/image/skin/separater50.gif)
![](/image/skin/separater50.gif)