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永遠の愛を奪って
第17章 愛し合う内緒の日々
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「うん」
元気そうに微笑んでくる祐につられて私も口角を上げて笑った。
それから軽やかな足取りでデスクに戻って仕事に打ち込んだ。
祐も同じコーヒーを飲みながら頑張っていると思うと力が湧いてくる。
「おかえり、小春。おっ、チェック作業もうこんなに終わったの?
……もしかしてこれは青木と何かあったな?」
私が戻ってきた時に席を外していた穂並さんが帰ってきて、ニヤニヤしながら肘で突いてくる。
祐からもらった元気のおかげでからかわれても笑っていられる余裕があった。
「あははっ、内緒ですよー」
「小春ったら社内で彼氏とイチャイチャしやがってー。ラブラブ絶頂期で羨ましいわ」
言われてみればラブラブ絶頂期だ。
仕事を終えてからも一緒に過ごすことができるのだから……――――
「ばーちゃん、ただいま!」
「おかえり。小春、たっくん」
宣言していた通り、残業がなかった祐と一緒にデザートを買ってお婆ちゃんの家へと戻った。
温かく迎えられてから、着替えに二階の部屋へと向かってコートを脱ぐ。
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