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永遠の愛を奪って
第17章 愛し合う内緒の日々
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一階の台所からはお婆ちゃんが料理を作っている物音が聞こえてくる。
会社にいる時のように、誰かが部屋に入って来て邪魔してくることもない。
股の間に中途半端に脱いだ服を着ている祐が入り込んでいてキスの続きをまた期待してしまう……。
「小春……」
愛を感じるような低くて優しい声で名前を呼んでもらえて心に響く。
「祐って私の名前をいっぱい呼ぶよね……。すぐに私のことを呼び捨てで呼んできたよね。あれはどうして?」
「小春って名前が可愛いくて好きだから呼びたかったんだ」
「初めてだよ。そんなこと言われたの」
大好きな祐の後ろ髪を撫でると、欲しくて欲しくてたまらないキスをくれてその特別な感触に浸る。
キスをしている間は傍にいることを確かに感じて、幸せな気分に満たされるから何度でもしたかった。
「だから小春って何度も呼びたくなる。好きだからっていうのもあるけど」
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