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永遠の愛を奪って
第18章 彼氏宣言と事情
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「家事はお婆ちゃんがやってくれているって……。小春は料理とかしないの?」
「お婆ちゃんの家なのに私がしていいんですかね……?」
「当たり前でしょ!寧ろ、そういう時がチャンスでしょうが。
料理が作れなくともせめてお婆ちゃんの手伝いとかしていいところを見せてアピールしないと。
転勤先で家庭的な女が身近にいたら青木だってそっちにコロッといっちゃうかもよ?」
「えっ……!?それは困ります……」
遠距離恋愛になるだけでも不安なのに、祐の身近に家事までできる美人の女が現れたら私の勝ち目はない。
転勤するまで家庭的な一面をアピールできるのは今だけだ。
しかも、あと一週間と数日しかない。
なんとしてでもこの間にいいところを見せないと……。
過去の失恋のジンクスが私の心の不安を揺さぶってくる。
焦った私は帰ってから二階の部屋へと向かい、私服に着替えて台所へ急いだ。
「お婆ちゃん!今晩の料理は私が作る!」
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