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永遠の愛を奪って
第18章 彼氏宣言と事情
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気を取り直して、お婆ちゃんの厚意に甘えて料理に使う材料を探す。
穂並さんに言われて焦ったものの、こっそりとレシピサイトを開いている暇もなく仕事をしていたから献立は何も考えてない。
しかも料理をするのはかなり久しぶりだ。
台所に立ったとしても母の手伝いをするだけ。お婆ちゃんの料理を越える物を作る自信はなかった。
でも時間もないことだし、悩んでいられなくて思いのままに作ってみることにした。
材料もあって工程も少ない。
それに男子が好きなおかずといえば、これが間違いないはず……。
詳しい分量は分からなかったけどなんとか完成させた後、茶の間のこたつに入って待っている祐とお婆ちゃんに披露してみる。
「おまたせ!唐揚げを作ってみたよ」
焦がさず揚げることができて見た目は悪くないし、匂いも唐揚げそのもの。
上手くいっている証拠なのかお婆ちゃんも穏やかな顔をして祐が食べるのを見守ってくれていた。
「美味そう!揚げ物を作れるなんて小春すげーじゃん。いただきます!」
「どうかな……?」
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