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永遠の愛を奪って
第18章 彼氏宣言と事情
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「お婆ちゃんと一緒に、だよ……」
「ううん。ばーちゃんは教えただけだから小春が作ったの」
確かに洗い物はしてくれていたけど料理を作る工程には手を出さなかった。
いつも段取り良く料理をするお婆ちゃん。
今日は私が作ったものだと祐に伝えるために見守ってくれていたようだ。
「こんなに美味しそうな物を作れるなんてすげーな。毎日食べたくなる」
「本当に!?じゃあ、これからも頑張ってみるね」
「楽しみにしてる。美味しい料理を作れる奥さんかぁ……。未来の小春の旦那さんも幸せだろうな」
何気なく言ったんだろうけどそれがとても寂しく聞こえた。
仲直りしたばかりでそこまで気にしている余裕はないから、その不安は心の奥にしまっておく。
今はどうして祐が家を出てきたのか聞くのが先だ。
晩御飯を終えてからお婆ちゃんと三人で団欒して、二階の部屋に戻ってから座布団に座る。
やっとゆっくりと話し合える環境になったと思った時、祐が買ってきたお菓子を開け始めた。
「小春、アーモンドチョコ食べようぜ。ほらほら、口を開けて」
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