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永遠の愛を奪って
第18章 彼氏宣言と事情
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私もすぐに腕を回して少しの間、心が離れていた時間を埋めるように目を閉じて求めていたぬくもりを感じる。
「くんくん……。小春もいい香りがするけど、美味そうな匂いがする……。今日も唐揚げ?」
「そうだよ。昨日よりは絶対に上手くいっていると思うから」
今日こそは失敗していないと思う。
怖くて味見はできなかったけど、お婆ちゃんが教えてくれた分量通りに作ったから大丈夫なはずだ。
食事の準備を終えて茶の間のこたつを囲んで座ると食べてもらう時がやってきた。
「いただきます」っと言ってから箸を持った後、ドキドキしながら祐の様子を見守る。
「どうかな……?」
「……美味い!中は柔らかくて丁度いい揚げ具合だし、これは何個でも食べれそうだ」
口にした後にした表情は昨日とは真逆で幸せそうな笑顔だった。
「たっくんに気に入ってもらえてよかったねぇ。今日の晩御飯は小春が作ったのよ」
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