この作品は18歳未満閲覧禁止です
![](/image/skin/separater50.gif)
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
永遠の愛を奪って
第19章 溺愛とさよならの決心
![](/image/mobi/1px_nocolor.gif)
「いねーよ。わざわざ時間を割いて会いに行きたいと思うほど仲良くないし、会えなくなるからって話しておきたいこともない」
「そっか」
異性がいなかったことに安心して自分の体を祐にぴたりとくっつけるように抱きついた。
すると、素直に甘え始めた私を愛しく思ってくれたのか頭をよしよしと撫でてくれる。
「……でも悪い。明日も友達に会ってくるな」
「また友達と遊ぶの……?」
「うん。もちろん小春とデートもしたいって思ってる。
でも小春とは一緒に暮らしてるからまだ時間があるし、友達とは休日しか会えないから今しか時間がないなって思って……。いいかな……?」
会えなくなるのは私も一緒じゃないの……?
そう問いたかったけど、もし私が転勤する立場だったら女友達と会って話しておきたいからその気持ちは分からなくもない。
男友達にまで嫉妬して束縛するつもりはないからこくんと頷いた。
![](/image/skin/separater50.gif)
![](/image/skin/separater50.gif)