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永遠の愛を奪って
第20章 小春の望むこと
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仕事をしながらも悩んでいるうちに定時になり、残業をしている祐を置いてひとりでお婆ちゃんの家へと帰る。
晩御飯の支度を終えてからこたつに入って、あるワードをスマホで検索してこれからどうするか私は考え始めた。
この選択をするのは一般的にはあまり聞かないけど、どうなんだろう。
しかも、調べてもあまり情報が載っていない上に失敗談だらけだ。
それでもこの方法が一番手っ取り早いし、今の時代、男に頼ってばかりではいけない。
とりあえずこたつから出て二階の部屋へと向かい、家から持ってきた自分の通帳を開いて残高を見る。
何度見ても溜息が出てしまうような貯金額だ。
こうなるのなら高い化粧品や服も我慢して、もっと貯めておけば良かった……。
「――――ただいま、小春。給料日はまだなのに通帳なんか見てどうしたんだよ?」
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