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永遠の愛を奪って
第3章 これはきっと恋だから…
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この時間が終われば私と青木くんはただの同僚。
会社で人気の王子様に近づけることはない……。
「そうだ。LOINEの連絡先、追加してくれてありがとな」
「あっ、会社のLOINEグループで見掛けたから……。勝手に友達として追加してごめん……」
「それでいいんだよ。小春と連絡先を交換したかったし。
さっき、ちゃんと送れるか試しにメッセージ送っておいたから見てみて」
「えっ?ありがとう……」
「会社で話しにくかったらメッセージを送ってきていいから」
ラブホテルに来る前まではスマホに触れているところは見なかったから、きっとベッドの上で弄っていた時に私の連絡先を追加してくれていたんだ……。
しかもメッセージまで……。嬉しい……。
「分かった。青木くんもいつでも送っていいからね」
「オレは会社でも普通に話し掛けられるけど……。小春がいないタイミングで話したくなったらそうする」
青木くんが遠い存在だと思っていたけど、一気に距離が縮まっていく。
この前の夜、お酒をこぼしてしまって散々な目にあったけどドジも悪くないと思った。
失敗からくるチャンスもあるのだと知ったから……。
でも、この恋はこれから一体どうなるんだろう――――
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