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永遠の愛を奪って
第22章 プロポーズ
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しゅんとしてそう言うと祐が私の腕を引いてきて畳に腰を下ろすと、背後からすっぽりと包み込んできた。
「多分、オレがすぐに寝ちゃったからだよな。ごめん。
でも今日、小春の方で力を持っているお局様に小春の異動を止めて欲しいって頼んできたし、なんとかなるよな。
とりあえず小春も今の仕事を続けたいんだろ?」
「わざわざ頼んでくれてありがとう……。続けられるのなら続けたいけど……、色々覚悟して退職願を出してきたからどうなってもいいや」
「それでいいのかよ……。これじゃ、自分から辞めるんじゃなくて辞めさせられてるみたいで不愉快だろ」
言われなくてもそんなことは分かっている。
でも祐が会社を辞めると選択した私を認めてくれていないみたいで少し嫌な気持ちが湧き上がってきた。
「私だっていっぱい一人で悩んだんだよ……?でもこうするしかないなって思ったから。
祐だって転勤することを一人で決めたじゃん」
「確かにそうだけど……。前に隠し事はなしだって小春と話しただろ?だから相談して欲しかったって言うか……」
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