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永遠の愛を奪って
第22章 プロポーズ



結局、プロポーズができないまま照明を消して私と祐は布団に入った。


少し時間が経つと寝息が聞こえてきたからこの後に起きて話し合うこともないと思う。


喧嘩していると言ってもいいのに祐はいつも通り布団をくっつけて枕を真ん中にに近づけて眠っている。


それでもひねくれてしまった私は、そこから距離を取るように祐との間に枕を置いて一晩過ごした。




あまり眠ることができずに迎えた次の日。


祐よりも早く起きて昨日行ったカフェでまた同じ朝ご飯を食べていると土嶋さんがやって来た。


今日は昨日と違う席に座ったのになぜなのか向かい側の椅子を引いて座ってくる。

ここも土嶋さんの特等席なんだろうか。


「祐と一緒にいないんですね。最後くらい二人で仲良く出社すればいいじゃないですか」


些細なことで喧嘩をしてしまったなんて言えなくて、コーヒーを飲んで少し間を作ってから話を切り替える。


「昨日、祐に電話を掛けたのは土嶋さんですか?」


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