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永遠の愛を奪って
第4章 永遠の愛と出会い
気持ちいい朝陽が眩しい中、自宅へと向かって歩いていく。
通勤時間だから歩いている人もチラホラと見えてきた。
「うふ…、ふふふ……」
あまりにも嬉しくて笑いが込み上げてきて怪しい人物だと思われてしまうかもしれない。
でも同じ会社の人は近くを歩いていないし、この辺りの知らない人とも二度と会うことはないだろう。だから今はひとりで喜びに浸る。
「ひゃっ!?」
「あっ、すみません!ぼーっとしてて」
自分の世界に浸っていたら前から歩いてきた人に気づけなくて肩がドンッとぶつかってしまった。
肩が当たった人は二十代くらいの若い女性でこれから仕事に行くのかスーツを着ている。
私が強くぶつかってしまったせいでバランスを崩してよろけていたけど、その女性の隣にいた男性がすぐさま転ばないように支えていた。