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永遠の愛を奪って
第22章 プロポーズ
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大きなベッドの上で横になっている私は隣にいる祐を見つめて首を傾げた。
明日の予定は祐が転勤先へ出発することしか決まっていない。
夕方に新幹線で向かうみたいだから、それまでは二人でゆっくりしていられると思っていた。
シャワーを浴びて温まった体をピタリと寄せて、すぐに答えてくれない祐に何なのか再び問うとニヤリと笑われる。
「明日は小春の両親がばーちゃんの家に遊びに来ることになってるから」
「えええっ!?なんで!?」
「ばーちゃんに小春と結婚したいと思ってるって話をしたら、両親を呼んであげるから挨拶しなって言われたんだ。
プロポーズが成功しなかったら挨拶だけでもして行こうかなって思っていたけど、娘さんをオレにくださいって話になるな。
結婚の許可をもらったら、次はオレの家に行って両親と顔を合わせて小春と結婚するって言ってー……」
「ちょっと待って。またいきなりじゃん。祐の両親にも挨拶って……、あああ……緊張する……」
「いきなりだよな。でも明日しか時間がないんだから明日やるんだよ。今すぐにオレと結婚してくれるって言ったよな?」
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