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ベストパートナー
第1章 アキ
わかりきった嘘を、盾にする女に何回呆れ果てたことか。少しは捻った嘘をつけ! となる。
しかしながら今回は、会えそうだ。
ふと桜を見た。
これから満開になり、華やかな薄紅色を枝一面に咲かせるのだろうと、年甲斐もくセンチになる。
変な顔で笑って窓の外を眺めていると、一台の軽自動車がカフェの小さな駐車場に停まる。駐車場は二台停めれば満車になる小さなスペース。一台は俺の自動車(クルマ)だ。
そして今停めてる軽自動車……間違いない! アキだ。
サイトにある写メと、同じ顔がある。
少し待っていると、カフェのドアが開く。
するとそこには、アキが間違いなくいる。
来た! 俺はホッとした。幻ではなく、アキと言う女は近くに存在している。その事実に涙が出そうになった。
出逢い系の女は、実体がない。
幻なのだ。
出逢い系と言うサイトの、幻を現実に出来るかどうかが全てである。
俺は嬉しかった。
カフェにアキが入ってきた。
小さなカフェだから目線がすぐに合い互いに会釈する。
その後に俺のテーブル席に座り、顔を対面で見ることになった。
大きな瞳に、薄い唇、鼻筋がスッとあり、顔はやや丸め。
全体的にどこか可愛さを、醸し出していた。
コートを脱ぐと、下はタートルネックのセーターにデニム、そのためか体の線がはっきり見える。
肉付きは極めてエロかった。
胸はなかなかの脹らみがあり、尻は盛り上がり、それでいて腰は程なく締まっている。
心の中で、派手にガッツポーズを決める。
アキは俺の理想に近い女だった。
「はじめまして」
少し甲高い声とともに、満面の笑顔を見せてくれた。
社交辞令的な笑顔に俺は何だか申し訳なかった。
理由はアキの笑顔は顔だけで、目に心がない様に映る。どうやら理想とは少し違ったかもしれない。
「ここは煙草、吸えますか?」
アキが聞いてきた。
俺はマスターを見ると、首を大きく横に振っている。話が聞こえていたようで、ニタニタと口元が緩み目が笑っていた。
「そうですか、吸えないんですね」
アキがため息を吐いた。
その息から少しだけ、煙草臭がする。ヘビースモーカーなのだろうか?
しかしながら今回は、会えそうだ。
ふと桜を見た。
これから満開になり、華やかな薄紅色を枝一面に咲かせるのだろうと、年甲斐もくセンチになる。
変な顔で笑って窓の外を眺めていると、一台の軽自動車がカフェの小さな駐車場に停まる。駐車場は二台停めれば満車になる小さなスペース。一台は俺の自動車(クルマ)だ。
そして今停めてる軽自動車……間違いない! アキだ。
サイトにある写メと、同じ顔がある。
少し待っていると、カフェのドアが開く。
するとそこには、アキが間違いなくいる。
来た! 俺はホッとした。幻ではなく、アキと言う女は近くに存在している。その事実に涙が出そうになった。
出逢い系の女は、実体がない。
幻なのだ。
出逢い系と言うサイトの、幻を現実に出来るかどうかが全てである。
俺は嬉しかった。
カフェにアキが入ってきた。
小さなカフェだから目線がすぐに合い互いに会釈する。
その後に俺のテーブル席に座り、顔を対面で見ることになった。
大きな瞳に、薄い唇、鼻筋がスッとあり、顔はやや丸め。
全体的にどこか可愛さを、醸し出していた。
コートを脱ぐと、下はタートルネックのセーターにデニム、そのためか体の線がはっきり見える。
肉付きは極めてエロかった。
胸はなかなかの脹らみがあり、尻は盛り上がり、それでいて腰は程なく締まっている。
心の中で、派手にガッツポーズを決める。
アキは俺の理想に近い女だった。
「はじめまして」
少し甲高い声とともに、満面の笑顔を見せてくれた。
社交辞令的な笑顔に俺は何だか申し訳なかった。
理由はアキの笑顔は顔だけで、目に心がない様に映る。どうやら理想とは少し違ったかもしれない。
「ここは煙草、吸えますか?」
アキが聞いてきた。
俺はマスターを見ると、首を大きく横に振っている。話が聞こえていたようで、ニタニタと口元が緩み目が笑っていた。
「そうですか、吸えないんですね」
アキがため息を吐いた。
その息から少しだけ、煙草臭がする。ヘビースモーカーなのだろうか?