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第7章 春遠からじ

私は、1986年９月にブラウンズビルの４年制のハイスクールに進学をしたのと同時に、同じ町で暮らしているご夫婦の家でホームステイをしていた…

１年生の時はガマンして学校に行ったけど、２年生になった時にホームステイ先の家のご夫婦の息子さん（私よりも２学年上）がプロム（ダンスパーティー）で踊った女の子にプロポーズをして結婚することを決めたことがきっかけで、ご夫婦からきついイジメに遭った…

ご夫婦は、プロムで女の子と一緒に踊ることができなかった男の子は結婚相手と出会うことができないことを出してきて私をボロクソにいじめていた…

そして、息子さんのカノジョのおやごさんが家に来ていた時に息子さんのカノジョが私に『あわれねぇ…』と言うて嘲笑（あざわらっ）たことでキレてしまったので息子さんとひどい大ゲンカを起こしてしまった…

それ以前にも、学校内で他の生徒たちとももめごとを起こしていて、危うく銃殺されそうになったこともあったけん、こなな状態では高校なんかに行くことができない…

もうアカン…

私の人生は終わってしまったみたいだ…

もういっぺん人生やり直せと言うても…

ムリ…

ムリだよ…

でも…

もういっぺんやり直しをすると言うのであれば…

２歳から５歳までの間に戻ってやり直しをしたい…

波止浜の母子保護施設で暮らしていたあの頃に…

もういっぺん戻りたい…と思っている…