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乳房星(たらちねぼし)・再々修正版
第8章 春遠からじ・2

(ピーッ、ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン、カンカンカン…ドザーッ、ドザーッ、ドザーッ…)
夕方5時過ぎのことでありました。
私は、いよてつ横河原線の電車に乗りまして松山市内へ向かっていました。
電車に乗っている時も、私はウォークマンで歌を聴いていました。
イヤホンからは、毎日正午に南海放送ラジオで放送されていた『思い出のリズム』の番組が流れていました。
その時に私は、ちっちゃい頃に波止浜の母子保護施設で暮らしていた時のことを思い出していました。
ちっちゃいときに波止浜の母子保護施設で暮らしていたときの唯一の楽しみは、『思い出のリズム』の番組の中で流れていましたリクエスト曲を聴くことでありました。
毎日正午になると、施設長さんがテラスで過ごしている私に『よーくん、『思い出のリズム』が始まったよ。先生と一緒にお歌を聴こうね…』とやさしく声をかけていました。
そして私は、施設長さんと一緒に四脚スタンドのステレオが置かれている居間へ行きまして、施設長さんのひざの上に座って一緒にリクエスト曲を聴いて過ごしていました。
夕方5時過ぎのことでありました。
私は、いよてつ横河原線の電車に乗りまして松山市内へ向かっていました。
電車に乗っている時も、私はウォークマンで歌を聴いていました。
イヤホンからは、毎日正午に南海放送ラジオで放送されていた『思い出のリズム』の番組が流れていました。
その時に私は、ちっちゃい頃に波止浜の母子保護施設で暮らしていた時のことを思い出していました。
ちっちゃいときに波止浜の母子保護施設で暮らしていたときの唯一の楽しみは、『思い出のリズム』の番組の中で流れていましたリクエスト曲を聴くことでありました。
毎日正午になると、施設長さんがテラスで過ごしている私に『よーくん、『思い出のリズム』が始まったよ。先生と一緒にお歌を聴こうね…』とやさしく声をかけていました。
そして私は、施設長さんと一緒に四脚スタンドのステレオが置かれている居間へ行きまして、施設長さんのひざの上に座って一緒にリクエスト曲を聴いて過ごしていました。

