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第9章 どうぞこのまま

（ゴトンゴトンゴトン…キーッ…プシュー…）

夕方５時50分頃のことでありました。

私が乗っている電車が松山市駅のプラットホームに到着しました。

ショルダーバッグを持って電車を降りました私は、プラットホームから地下街へ出る改札口を経て地下街を通って、銀天街のアーケードへ行きました。

私は、人通りでにぎわっている銀天街と大街道のアーケード街を通りまして、三番町通りへ抜けました。

夕方６時を過ぎた頃、ザーザーと強く降っていた雨が弱まっていて、こぬか雨に変わっていました。

私は、三番町通りにあるキスケパーキング（立体駐車場）の角を回って、人通りの少ない路地をあてもなく歩いていました。

この時私は、風俗店が入っているテナントビルの前にやってきました。

サイフの中に７万円が入っているみたいや…

この時私は、少しの間だけでもいいから女の子の温もりにふれていたいと思っていたので、テナントビルの２階にあります風俗店へ入って行きました。