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乳房星(たらちねぼし)・再々修正版
第11章 終着駅は始発駅
無一文になりかけていて自暴自棄になっていたところを由宇利さんに救われた私は、双海の海浜公園を出発したあとJR伊予上灘駅から各駅停車の列車に乗りまして再び旅に出ました。

(ピーッ、ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…ゴトンゴトンゴトンゴトン…)

私と由宇利さんは、松山駅で特急いしづち号に乗り換えて高松方面に向かっていましたが、もしかしたらだまされているのではないのかと不安な気持ちに包まれていたのでありました。

助けていただくと言うことは、後々に条件がつけられると言うことや…

つまりは、シューカツに失敗してしまったりシューカツせなんだ学生さんが人のコネをつこて県庁や市役所に就職することと同じことなんだ…

特急列車が波止浜駅を通過したあと停車駅の今治駅へ向かっていたのを感じた時、由宇利さんはやさしい声で私に声をかけてくると思っていました。

こういった場合、由宇利さんは『シャノンさんがいる場所へ行く予定だったけど予定変更になっちゃった…』と私に言うて、旭町の建材屋へ連れてゆくと想う…

つまりは『アタシも一緒にあやまるから…』と私に言うて事業主にわびを入れてもう一度雇い入れてもらいなさいと言うことや…

そういうことなので、由宇利さんにはなんの期待もしてへん…

そんな中で、私と由宇利さんが乗っている特急列車が今治駅に到着しました。

今治駅の1番線ホームには、トナカイ色のロングコート姿で黒の四角の手提げカバンを持っているシャノンさんがいまして、列車が到着する時を待っていました。

列車が到着しましてドアが開いたあと、シャノンさんは私と由宇利さんがいる指定席車にやって来ました。

シャノンさんは、私と由宇利さんのいる座席にやって来ましたあと、私にやさしく声をかけました。
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