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乳房星(たらちねぼし)・再々修正版
第11章 終着駅は始発駅
「お待たせいたしました。コリントイワマツヨシタカグラマシーさまですね。」
「イワマツは私ですが…」
「初めまして、私はアメリカカリフォルニア州の弁護士のシャノンです…きょうは、旭町のスガノ建材で発生した労使関係の問題の事案でお仕事に行っていました。」

シャノンさんは、私に旭町の建材屋へ行って労使関係の深刻な事案の後始末に行っていたと言いましたが、私がどら息子ともめたことについては出しませんでした。

シャノンさんは『1年前に別の外国人労働者が働いていた時に発生した深刻な待遇面の問題のことよ…』と私に言いましてから『ヨシタカさんもつらかったでしょうね…』とおっしゃっていましたので3月28日のことについてはなにも語りませんでした。

(ピーッ、ゴトンゴトンゴトンゴトン…ゴトンゴトンゴトンゴトン…)

私と由宇利さんとシャノンさんが乗っている特急いしづち号は、高松方面に向かって走っていました。

そんな中で、私と由宇利さんとシャノンは私の今後の人生設計のことについて話し合っていました。

私は、ブラウンズビルのハイスクールを勝手に休学して行方をくらませていたので、今さら戻れと言われても戻ることはできないとシャノンさんに言いました。

シャノンさんは、私のつらい気持ちをよく理解していたので、それだったら学校行事がないハイスクールに転学してみてはどうかと提示しました。
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