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第11章 終着駅は始発駅

「ヨシタカさんは、ブラウンズビルのハイスクールでイヤなことがたくさんあったから転学をした方がいいみたいね…」

この時私は、シャノンさんからニューヨークにある商工系のハイスクールへ転学をすることを勧められましたので、転学をしてもう一度やり直すことを決めました。

転学先のハイスクールは、日本の通信制高校にあたるハイスクールで、在籍している生徒さんたちはそれぞれの職業についているので、一般のハイスクールのような行事ごとはありませんでした。

そして、私の職業についてはイワマツグループとイワマツ家を作るプロジェクトのお仕事をすることが決定しました。

私は、18歳になったらイワマツグループとイワマツ家の財産の所有名義の登記をすることを決めましたので、もう後はふり返らないと言う気持ちになりましてもう一度やり直して行くことを訣意（けつい）しました。

私と由宇利さんとシャノンさんは、終点の高松駅で特急列車を降りたあと、駅に待機している車に乗りまして高松空港へ行きました。

その後、３人は高松空港から飛行機に乗りまして再び渡米をすることになりました。

1990年９月に、私はニューヨークの商工系のハイスクールに再入学をしましてもう一度高校生活をやり直すことにしました。

再入学後は、イワマツグループとイワマツ家を作るプロジェクトを始めるための準備と仕事に必要な資格を取得するための受験勉強と学校に提出するレポート作成と学費と生活費と旅費を稼ぐためのバイトの四つを両立させた暮らしを送っていました。

1993年夏にハイスクールを卒業したあと、アメリカの医師免許を取得するためにボストンの医大に進学をしました。

医大にいるときも、イワマツグループとイワマツ家を作るプロジェクトを始めるための準備と仕事に必要な資格を取得するための受験勉強とレポート作成とバイトの四つを両立させた苦学生の暮らしで通していました。

1999年夏に医大を卒業…卒業時に取得した資格は5000万種類…７月か８月にアメリカの医師免許と気象予報士の資格を取得しまして、９月にイワマツグループとイワマツ家を作るプロジェクトを稼働させる予定で準備を進めていました。

８月最後の金曜日に、大番頭はんたちがアイスランドで待っていると言う吉報が入ったのと同時に、私の新しい人生の始まりをつげたのでありました。