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乳房星(たらちねぼし)・再々修正版
第12章 旅立ち
1999年8月27日の午前11時頃のことでありました。

アメリカの医大を卒業して、アメリカの医師免許と気象予報士などの高度の資格をたくさん取得しまして、イワマツグループとイワマツ家を作るプロジェクトを始める準備を整えていました。

そして、9月1日から予定通りにプロジェクトを始動させる運びとなりました。

この日は、由宇利さんと一緒に飛行機を乗り継いで高松へやって来ました。

行き先は、屋島中町で暮らしている施設長さんの妹さん夫婦のオイゴさんのあらたさんが経営している理髪店であります。

理髪店には、私がちっちゃい時に施設で一緒に暮らしていた桃田なみさんが従業員さんとして働いています。

なみさんは、ちっちゃい時に私と一緒に波止浜の母子保護施設で暮らしていた12歳年上の女の子で、私にやさしく接してくださったので、私はなみさんとお会いできることを心待ちにしていました。

なみさんとお会いするのは何年ぶりになるのかな…

この日、なみさんも私とお会いすることを心待ちにしていたので、私がお越しになる前に仕事の準備をしていました。

ところ変わりまして、あらたさん夫婦が経営している理髪店にて…

私と由宇利さんが到着した時、あらたさん夫婦と男性従業員さんがお客さまの散髪をしていました。

なみさんは、お店にお越しになりました私と由宇利さんにやさしく声をかけました。
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