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乳房星(たらちねぼし)・再々修正版
第12章 旅立ち

「こんにちは。」
「ああ、由宇利さん、よーくん連れて来てくださったのね。」
なみさんは、私と由宇利さんにやさしく声をかけたあと、私を空いている散髪用のチェアに案内しました。
「よーくん、外国へ旅に出る前にお顔をきれいにしておこうね。」
なみさんは、私が散髪用のチェアに座ったあと私の身体にカバーをかけましてから、有線放送のチューナーの音量を少し上げていました。
有線放送のスピーカーから、松山千春さんの歌で『旅立ち』が流れていました。
「よーくんの好きなお歌をかけてあげるわね。」
あらたさんは、消毒用のケースの中からばさみとカミソリをとりだして、なみさんに渡す準備をしていました。
(シュッ、シュッ、シュッ、シュッ…)
なみさんは、かたくなっている私の髪の毛を霧吹きでふきつけて濡らしていました。
「よーくん、だいぶほがそになってはるわね…髪の毛をきれいにカットしておこうね。」
なみさんは、霧吹きでかたくなっている髪の毛を濡らしてクシでといだあと、はさみでていねいにカットしていました。
(チョキンチョキンチョキンチョキン…チョキンチョキンチョキンチョキン…)
ほがそになっていた髪の毛は、はさみでていねいにカットされたあと床の上に次々と落ちていました。
散髪用のチェアに座っている私は、ゆったりとした表情で有線放送のスピーカーから流れている歌を聴いていました。
「ああ、由宇利さん、よーくん連れて来てくださったのね。」
なみさんは、私と由宇利さんにやさしく声をかけたあと、私を空いている散髪用のチェアに案内しました。
「よーくん、外国へ旅に出る前にお顔をきれいにしておこうね。」
なみさんは、私が散髪用のチェアに座ったあと私の身体にカバーをかけましてから、有線放送のチューナーの音量を少し上げていました。
有線放送のスピーカーから、松山千春さんの歌で『旅立ち』が流れていました。
「よーくんの好きなお歌をかけてあげるわね。」
あらたさんは、消毒用のケースの中からばさみとカミソリをとりだして、なみさんに渡す準備をしていました。
(シュッ、シュッ、シュッ、シュッ…)
なみさんは、かたくなっている私の髪の毛を霧吹きでふきつけて濡らしていました。
「よーくん、だいぶほがそになってはるわね…髪の毛をきれいにカットしておこうね。」
なみさんは、霧吹きでかたくなっている髪の毛を濡らしてクシでといだあと、はさみでていねいにカットしていました。
(チョキンチョキンチョキンチョキン…チョキンチョキンチョキンチョキン…)
ほがそになっていた髪の毛は、はさみでていねいにカットされたあと床の上に次々と落ちていました。
散髪用のチェアに座っている私は、ゆったりとした表情で有線放送のスピーカーから流れている歌を聴いていました。

