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乳房星(たらちねぼし)・再々修正版
第12章 旅立ち
散髪を終えたあと、私はあらたさん夫婦の家のお風呂に入りまして身体をきれいにしました。

身体をきれいにした私は、ゆぶねにつかってぼんやりと天井をながめていました。

そんな時に、由宇利さんがお風呂の戸を開けたあと『新しい下着の用意ができました。』と私に伝えました。

それからしばらくしまして、私は風呂からあがりました。

風呂から上がりました私は、バスタオルで身体をきれいにふき取りまして、またくらにオロナイン軟膏を塗ってから新しい下着に着がえました。

新しい下着に着がえました私は、家の居間へ行きましてなみさんからのプレゼントを受け取りました。

なみさんからのプレゼントは、洋服の青山で購入したリクルートスーツ9点セットと黒の四角のアタッシュケースと黒の牛革のサイフとシステムノートとドイツ製の高級万年筆、そしてシチズンエコドライブの海外モデルのクロノグラフウォッチでありました。

なみさんは、真新しい姿に変わった私を見て目を細めて喜んでいました。

「よーくん、かっこよくなったわね。」
「なみさんおおきに…またがんばって生きて行きます。」

私はなみさんにプレゼントのお礼のごあいさつをしましたあと、由宇利さんと一緒に再び旅に出ました。

夜7時頃に、私と由宇利さんは高松空港から専用機に乗りまして星空に向かって飛び立ちました。

私と由宇利さんが乗っている専用機は、日付変更線の向こう側のアメリカ合衆国本土へ向かって行きました。

私は…

後ろを振り向かずに前だけを向いて力強く歩いて行こうときめたんや…

日付変更線を越えたら…

過去のことはすべてリセットして、またがんばって生きてゆこう…
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