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咲の旅物語
第11章 世界旅行の目的
どうぞ、私たちの獣人のように闇に囚われた者達を助けてあげてください。と
「分かった。全部回ったら返しに来るね♪」
羅針盤を受け取ったあと、囲炉裏の有るところへ戻ると丁度旅の支度を終えたダイゴが来ていた。
長く里を離れる為、両親の墓へ挨拶に行っていたらしい。
ダイゴに駆け寄ったヘラとティナを見て、ミケとミヤが顔を見合わせて小さく頷く。
「ダイゴ、咲達の旅に同行を許可する代わりに指命を言い渡します。貴方たち兄妹には、獣人と人間との架け橋になってもらいます。」
ダイゴは難しい顔をして、目を見開く。
「お…俺たちにそんな大役務まるでしょうか?」
「そだよ~、人間、いぢわるだもん…」
ティナも暗い顔をしてうつ向くが、ミケはティナの頭を撫でながら
「なに、咲やディラ様が居れば難しくはないでしよ。ダイゴにはヘラさんも居るでし。」
と、胸をはる。
「分かった。全部回ったら返しに来るね♪」
羅針盤を受け取ったあと、囲炉裏の有るところへ戻ると丁度旅の支度を終えたダイゴが来ていた。
長く里を離れる為、両親の墓へ挨拶に行っていたらしい。
ダイゴに駆け寄ったヘラとティナを見て、ミケとミヤが顔を見合わせて小さく頷く。
「ダイゴ、咲達の旅に同行を許可する代わりに指命を言い渡します。貴方たち兄妹には、獣人と人間との架け橋になってもらいます。」
ダイゴは難しい顔をして、目を見開く。
「お…俺たちにそんな大役務まるでしょうか?」
「そだよ~、人間、いぢわるだもん…」
ティナも暗い顔をしてうつ向くが、ミケはティナの頭を撫でながら
「なに、咲やディラ様が居れば難しくはないでしよ。ダイゴにはヘラさんも居るでし。」
と、胸をはる。