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第12章 亜空間

―やだぁ、気持ちいい…

『ダイゴ…』

ビクン

サキゴーレムがダイゴの名を口にしたとたん、ヘラの中で何かが変わった。
与えられていた快楽が凄まじく身体を突き抜ける。

「はぁ…あぁ…」

下半身の疼きを何とかして欲しくてもじもじと腰が動くが、決してゴーレム達やサキゴーレムは触れてはこない。

「やぁ…あぁ…」

涙を浮かべていやいやと頭をふる。ゴーレム達の攻撃は手から舌へと変わって全身をヌメヌメした感触が這う。
肝心なところに触れてくれないもどかしさに涙が出てきた。

「きゃぁ…」

ピクピクと身体を痙攣させていたヘラに鋭い電流が流れた。
サキゴーレムが下半身の隆起した蕾を弾いた。

『凄いわね、はしたないわ』

意地悪そうに口角を上げながら、指で蕾を転がす。
ヘラから流れ出る蜜で滑り、つるつると左右に逃げる蕾を指で捕まえようとする。
その度にヘラの身体が大きく跳ね上がり蜜が止めどなく溢れた。

「あふ…やぁ…も…だめぇ」

沸き上がる快楽が今にも吹き出そうとする。
頭が痺れ、腰が勝手に動き出す。

身体中の性感帯が一度に刺激され今までに経験したことがないほどの猛りが競り上がってきた。

『ヘラ…』

「！！んぁああああ！！」

サキゴーレムの声がダイゴになった。
その瞬間、激しく背中を弓なりに反らしヘラは絶頂を迎えた。
それなのに、サキゴーレムやゴーレム達は攻撃を止めない。
ヘラの中にサキゴーレムの指が入ってきた。
ヘラの弱い所を擦りあげる。

「あ…ぁ…も…許してぇ…」

ガクガクと身体を揺らし懇願するが、それも叶わず執拗に攻め立てられる。

「あふ…ま…また…くる、くるぅ…」

『果てなさい。』

「いっああぁぁぁ！！」

サキゴーレムの言葉と共に全ての性感帯がゴーレム達によって支配された。
途端にヘラを強烈な快楽が上空に押し上げるように襲い、勢いよく落下させる。

絶頂に達したヘラは、そのまま意識を手放した。

『おやすみ…ヘラ』

その後、ヘラもベッドへと運ばれていった。