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咲の旅物語
第13章 滝壺の竜宮城

薄暗さに目がなれてきた頃、奥から無数の弓矢が飛んできた。

だが、残念なことに咲たちには届かない。

「「えー………」」

ディラは足元に落ちた弓矢をひろい前を見据える。

水で出来ているそれは、魔法で形を構築しているらしく、ディラが魔力を籠めると水滴になって飛散した。

「……おお、魚人か!」

思い出したように
にかっ
とディラらしくない笑いを浮かべると咲を振り返る。

「ギョギの子がいる筈だ!」

「うそ?♪」

ギョギとは、アカリスにいる魚の聖獣の名前だ。
光を反射するウロコをしているため、水の中では見えない。

昔、魚人との間にピギョという子供を設け、今は魚人の所に預けてあると言っていた。

「ギョギ様を知っているのか?人間!」

「我も聖獣だ!ピギョはいるのか?」

「なっ聖獣様だと?!」

その声と共にあちらこちらから膝たけサイズの魚人たちが現れた。
洞窟の壁にも同化していたらしく、わらわらと集まってくる。
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