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第13章 滝壺の竜宮城

「代わりに貴女が私に捕らわれてくれるのかな？」

悪魔が力を解放したのか、回りの空気が一気に重くなり、ディラを拘束しようとする。

闇から這い出た赤いヌルリとしたものがディラの四肢に絡み付く。

「…」

身動きを封じられたというのに、ディラの顔に貼り付いた冷笑は消えない。

「余裕…ですか？抵抗がないなら有り難くその美しい身体を頂きますよ。」