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咲の旅物語
第14章 死の洞窟
部屋に残った、ディラ達は咲の様子を見に奥の部屋へ向かう。
部屋のベッドに寝かされた男に浄化をかけ終わった咲が、額に手を当て魔力を注いでいた。
「なにか解ったか?」
記憶を覗いていた咲は、ディラの声に顔をあげる。
「この人、北にある洞窟から逃げてきたみたい。」
「洞窟?
ああ、もしかしてこの先にある洞窟の事でしょうか?」
ガイルが洞窟に反応した。
「もし、そこだったらあまり近寄るのはお勧め出来ませんね。
昔、地上で集落を築いていた頃からある洞窟で、私たちの間では【呪いの洞窟】と呼ばれていました。
そこは、昔から生物の墓場として扱われていて、入ったら戻って来ることが出来ないと言われています。
入るとどうなるか…。
戻った者が居ない為全く解らないんです。」
部屋のベッドに寝かされた男に浄化をかけ終わった咲が、額に手を当て魔力を注いでいた。
「なにか解ったか?」
記憶を覗いていた咲は、ディラの声に顔をあげる。
「この人、北にある洞窟から逃げてきたみたい。」
「洞窟?
ああ、もしかしてこの先にある洞窟の事でしょうか?」
ガイルが洞窟に反応した。
「もし、そこだったらあまり近寄るのはお勧め出来ませんね。
昔、地上で集落を築いていた頃からある洞窟で、私たちの間では【呪いの洞窟】と呼ばれていました。
そこは、昔から生物の墓場として扱われていて、入ったら戻って来ることが出来ないと言われています。
入るとどうなるか…。
戻った者が居ない為全く解らないんです。」