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咲の旅物語
第16章 王都 ルアール
ひとつひとつの露店がルノーより規模が大きく、活気もある。
王都というだけあって、様々な土地から商業に来ている商人で溢れていた。
観光しながら、ぶらぶらと露店を見て回っていた咲達の前に船が刺さった建物が現れた。
「!」
ディラが目を丸くして固まった。
咲も初めは刺さっていると思ったが、そういう風に造っているのだと直ぐに気付いた。
店らしいのだが、看板がない。
興味を引かれた二人は入ってみる事にした。
「おおおおおお!カジノだぁ!」
ところ狭しとスロットやカードゲーム、ルーレットなどが並んでいる。
ただ、ディーラーらしき人が海賊のようにゴツい。
というか海賊だ。
「へぇ、船だから海賊かぁ」
咲は辺りを見回しながら、何気なくスロットにコインを投入した。
「さりげなくやってるじゃない。」
ディラはため息をついて、咲をみる。
「えへへ。前の世界じゃやったことなくて…」
「ほら、ここのレバーを…」
ディラも何気なくやり方を教える。
「なんだ、ディラも嫌いじゃないじゃない。」
ニヤリとすると、スロットを停止させていく。
絵柄が順番に止まって…
パパパパラ~♪
大きな音がなった。
ビクッとなる二人に回りにいた海賊が慌てて麻袋を持ってきた。
「大当たり!!!」
ダミ声が聞こえ、更にビクッとする。
「え?」
「あ?」
よく見ると、咲の止めたスロットが777を表示していた。
ビギナーズ・ラックである。
この日最高額を引き当ててしまった。
どんどん出てくるメダルをディーラーが一生懸命麻袋に詰めてくれる。
台車に乗せたメダルは直ぐに換金された。
ギルドカードに振り込まれ、咲の元に戻ってくる。
暫く呆然としていた咲たちは回りの嫉妬と羨望の眼差しに気づき、ソソクさとカジノを出た。
王都というだけあって、様々な土地から商業に来ている商人で溢れていた。
観光しながら、ぶらぶらと露店を見て回っていた咲達の前に船が刺さった建物が現れた。
「!」
ディラが目を丸くして固まった。
咲も初めは刺さっていると思ったが、そういう風に造っているのだと直ぐに気付いた。
店らしいのだが、看板がない。
興味を引かれた二人は入ってみる事にした。
「おおおおおお!カジノだぁ!」
ところ狭しとスロットやカードゲーム、ルーレットなどが並んでいる。
ただ、ディーラーらしき人が海賊のようにゴツい。
というか海賊だ。
「へぇ、船だから海賊かぁ」
咲は辺りを見回しながら、何気なくスロットにコインを投入した。
「さりげなくやってるじゃない。」
ディラはため息をついて、咲をみる。
「えへへ。前の世界じゃやったことなくて…」
「ほら、ここのレバーを…」
ディラも何気なくやり方を教える。
「なんだ、ディラも嫌いじゃないじゃない。」
ニヤリとすると、スロットを停止させていく。
絵柄が順番に止まって…
パパパパラ~♪
大きな音がなった。
ビクッとなる二人に回りにいた海賊が慌てて麻袋を持ってきた。
「大当たり!!!」
ダミ声が聞こえ、更にビクッとする。
「え?」
「あ?」
よく見ると、咲の止めたスロットが777を表示していた。
ビギナーズ・ラックである。
この日最高額を引き当ててしまった。
どんどん出てくるメダルをディーラーが一生懸命麻袋に詰めてくれる。
台車に乗せたメダルは直ぐに換金された。
ギルドカードに振り込まれ、咲の元に戻ってくる。
暫く呆然としていた咲たちは回りの嫉妬と羨望の眼差しに気づき、ソソクさとカジノを出た。