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咲の旅物語
第17章 街道の孤児院
憑依していた者が抜けて力なくチョイチョが床に倒れた。
咲に巻き付いた指も外れ、人のソレに戻った。
「ふぅ…、気持ち悪かった。」
ホッとため息をつくと、捕まえたソレに目を向ける。
「アレ…?」
やった記憶はないのだが、何故か青白く光る神力の縄が亀甲縛りになっていた。
捕まっているのは、異形で肌は黒光りしていて頭と肩からトゲが突き出ている。
胸の膨らみがあるから女性だろうか…。
いや、下には男性のソレがある。
―どっち…?まっいっか。
「さて、貴方は…んー、淫魔かな?」
異形、淫魔に詰め寄る。
「ハァ…ハァ…い…いい…」
だが、淫魔は顔を恍惚として聞いちゃいない。
「もう!」
いくら問い詰めても、ハァハァと息を荒くする淫魔に痺れを切らした咲は
ズブ…
「あ…ぁあ…ん」
淫魔のソレに股がり呑み込んだ。