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咲の旅物語
第17章 街道の孤児院
マーラを連れ帰ったディラは、一番に風呂に転移していた。
「あのクソ男に触られて、気持ち悪いだろう。」
浄化はしてあるが、気持ち的に嫌だろうとのディラの気遣いである。
「ありがとうございます。」
やはりマーラも嫌だったのか、嬉しそうに頭を下げた。
マーラが風呂に入っている間、食堂に上がってきたディラに連絡を受けていたヘラが駆け寄る。
「ディラさん!相談があります!」
ダイゴやティナもディラを真剣な表情で見つめている。
「どうした?」
「実は…」