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咲の旅物語
第18章 噂の屋台
「むぅ…。そんなこと言ったって、わたしだってあんたたちと3つしか違わないんだからね!プレッシャーが半端なかったんだからっ。」
頬を膨らませてジト目で彼らを見やる。
「あ、そっか。意外に若かったんだ。」
「ちょっ、タイチ!」
怒る咲に舌を出しながら、ジャックの後ろに隠れるタイチに腹を立てた咲は、仕返しを決意した。
「さて、皆が見ていた通り、ヤオマは王城に野菜を卸す事になりました。
ザンルーフ様の意向で、専属とは行かないものの今回だけではないと思うの。
だから、頑張っていい野菜を作ってくださいね。」
咲は、にっこりと全員を見渡す。
そして、タイチとジンを見やると黒い笑みを浮かべた。
「あんたたちは私と王子の誕生パーティーに出席して貰います。」
「「えっっ!!?」」