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咲の旅物語
第6章 湖村 ミノー
「ん…にゃぁ~」

ティナはビックリしたのか、咲の腕の中で大人しく頭を撫でられていた。

「おい、女!俺様を誰だと思っている。無視をするな。」

今まで空気だった貴族達が復活した。

「ぅえ?」

眼中に無かったのか、今気付いたと言わんばかりに咲が顔を上げると、その場の全員が息を飲んだ。

「美しい…。女、俺の物にしてやる。」

咲は悪寒で身体を振るわせ、厭らしい目で見てくる貴族を冷たい目で見返した。

「はぁ?嫌に決まってんじゃん。気持ち悪い。」

「んなっ!おい女ぁ!フォイ・エルバムート様を侮辱するか!」

従者が貴族の名前を言ったとたん、周りがざわつき始めた。

「エルバムートだって?」

「あの大貴族の?」

赤髪は一歩下がって、咲にだけ聞こえるように言う。

「おい、お前。ティナを連れて逃げろ。大貴族相手は不味い。」

貴族は勇む従者を片手で制し

「気の強さもまたまたいい。あの顔を屈辱に歪ませて見るのも一興だ。
まぁ、俺様も鬼ではない。お前が俺様の物になれば、そこの獣人を見逃してやろう?」


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