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咲の旅物語
第7章 湖の神殿
そう言うとディラを促して、部屋からでる。
ディラの足取りは重い。その様子にミカエルは優しく背中を撫でる。
「大丈夫。創造神様を信じなさい。」
「いえ。そこは疑ってはいないのですが…。
融合となると咲は人外になるという事。
わたしに話をしてくれた時に輪廻に戻るんだと言っていたのです。」
もう、咲は人として輪廻の輪に戻れないのではないか。
そう思っていた。
「そんなことを心配していたのですか。それは大丈夫です。
半神という特殊な魂にはなりますが、輪廻には戻れます。
ただ…寿命は伸びてしまいますが。」
「寿命が?」
「はい。人の世で永い間独りで生きるのは辛い。
その時は咲さんと共に居てくれますか?」
「それは、勿論です。」
咲が輪廻に戻れるとわかり、ホッとした。
聖獣は他の生き物に比べ寿命が遥かに永い。
咲と共に生きる事は可能だ。
咲が先か、自分が先かは解らないが最後まで共に有ろうと心に誓った。
ディラの足取りは重い。その様子にミカエルは優しく背中を撫でる。
「大丈夫。創造神様を信じなさい。」
「いえ。そこは疑ってはいないのですが…。
融合となると咲は人外になるという事。
わたしに話をしてくれた時に輪廻に戻るんだと言っていたのです。」
もう、咲は人として輪廻の輪に戻れないのではないか。
そう思っていた。
「そんなことを心配していたのですか。それは大丈夫です。
半神という特殊な魂にはなりますが、輪廻には戻れます。
ただ…寿命は伸びてしまいますが。」
「寿命が?」
「はい。人の世で永い間独りで生きるのは辛い。
その時は咲さんと共に居てくれますか?」
「それは、勿論です。」
咲が輪廻に戻れるとわかり、ホッとした。
聖獣は他の生き物に比べ寿命が遥かに永い。
咲と共に生きる事は可能だ。
咲が先か、自分が先かは解らないが最後まで共に有ろうと心に誓った。