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咲の旅物語
第8章 獣人の里 ピッケ

遠く離れたミノーからの影響がそこまで強大だとは思ってもいなかったのか、ヘラとダイゴが驚愕の声をあげる。

ティナは、意味が分からずオロオロしていた。

「さあ、行くよ。ディラお願い」

咲の合図に、ディラは三人に結界を張る。
咲の神力に当てられないためだ。

咲はディラが結界を張ったのを横目で確認すると神力を解放する。

「『浄化』」

神力の光の粒が膨大な数になり里全体を多い尽くす。

粒はシャワーの様に里全体に降り注ぐと染み込む様に消えていき、次の瞬間どす黒い何かが、空高く押し上げられ光の粒に覆われた。
そして、次第にソレは小さくなり消え去った。

「よ~っし!終わったよ♪」

咲が振り替えるとディラ以外はあまりに凄い光景にぽかーんと呆けていた。

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