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第9章 天界

少女は咲と言う名前だった。
咲は、無邪気に転生を受けてくれた。

まあ力の要求は、ハチャメチャだったが…

力を与えるとき、辛いのか切なそうに顔を歪める咲を見て、俺の中の何かが弾けた。

気がついた時には、咲を抱きしめていた。
甘い声や俺が触れるたびに身体を揺らす咲を愛しいと思った。

そして、無謀にも直接繋がり神力を流し込んでしまったのだ。

無事に力を与える事が出来てはいたが、魂の雰囲気が少し変わっている。

神力の影響か…

無事、リジュンへ送り出したはいいが今度は俺に異変が現れ始めた。