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約束 ~禁断の恋人~
第3章  倒錯


 ◆◇◆ ◆◇◆ ◆◇◆ ◆◇◆


 昼間は、お互いにバスローブだけで過ごす。
 いつでも、愛情を確かめ合えるように。
「んんっ……。はぁっ……」
 ソファーに座った海の前に跪き、昂りを咥える。
 海は僕の髪を撫でながら、快感に浸っているようだった。
「トモ……っ」
「ふぅっ、んっ、はぁっ……」
 乾燥器から、終了の電子音。
 僕か海の部屋。場所は替えていたが、ベッドシーツが足りなくなっていた。
「海……?」
 上目遣いで、海の様子を見る。
「トモ……」
 色っぽい表情。
 それを見るだけでゾクゾクするようになった。
「海……」
 ソファーには、バスタオルを重ねて敷いてある。
 海を横になるように促し、その上に乗った。
「あぁっ、海っ、んっ、はぁっ、はぁっ」
 内部が敏感になっていて、海がいると思っただけで全身に快感が走る。
「んんっ、はぁっ、あっ、海、あんっ」
 何度も激しく上下した。
「あっ、はぁっ、あぁっ」
 海は乳首を弄ってくれる。
 それも、僕が教えたこと。
「はぁっ、はぁっ、あぁっ、んっ」
 彼は、何も分からなかったから仕方ない。
 海がするセックス。その通りを教え、以前と変わりなく愛し合う。
「んっ、海っ、来、てっ、はぁっ」
 そう言うと、海が体勢を入れ替える。
 僕がソファーに背を着くと、グラインドが始まった。
「あぁっ、んんっ」
 カイが海になる時。
 それを、出来るだけ長く見ていたかった。
 感じていたかった。
 彼のために学習と食事の時間は取るが、セックスも学習のようなもの。
 ずっと変わらない。
 愛し合っているから、体を繋ぐ。
 愛し合っているから、お互いに求め合う。
「はぁっ、あっ、海、あんっ」
 セックスで疲れて眠りにつけば、それが一番いい。
 海だけのことを思って。
「あぁっ、はぁっ、はぁっ」
 繰り返されるグラインド。
 奥深くまで責められ、背中を反った。



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