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結婚式前夜
第1章 麗子さんとぼく

そう言いながら彼女の腰の動きが一段と速くなった。
「ああっ、だめだよっ……ほんとに出ちゃうよ、なんでなの?」
「だめと言ったら、だめよっ!」
「そんなこと言ったって、もう出ちゃうよ、麗子さん、出してもいいの? だめなんでしょう? 出ちゃうよ!」
ぼくは泣きそうな声で訴えた。
彼女はぼくを見つめたまま答えなかった。
ぼくは目をつむって耐えようとした。
彼女は無言で腰を動かし続ける。
「ああ、やっぱり、違うわ……」
かすかに彼女がつぶやくのが聞こえた。
ぼくは薄目を開けた。
彼女は今度は薄笑いを浮かべ、ぼくを見下ろしていた。
彼女の激しい腰の動きに、自分では欲情しなくても、射精するには十分な刺激だった。
昇ってきた。
顔をしかめ、耐えた。
彼女の真意は計れないが、彼女はぼくの上から降りるつもりはないように見える。
「だめだっ!  イクよっ、イっちゃうよっ!」
「だめよっ! 翔ちゃん!」
叱りつけるような声で、ぼくを“ちゃん”付けにして呼ぶ。
腰を上下させながら、瞳はじっとぼくの表情を見ている。
ぼくは……彼女が望んでいることがわかった。
ぼくは、切なそうな顔をして仰け反った。
そして最後に、これ以上切ない声はないと思えるような声を上げた。
「はぅ……麗子さん……だめだよ……出ちゃう……あっ、イクっ……!」
彼女は恍惚の表情を浮かべた。
そのときだ。
「麗子さぁんっ!」
ぼくは、そう叫ぶと、放った。
出したのだ。
彼女の中へと……。
どくり、どくりと彼女の中に、ぼくの中のものが送り出される。
「あんっ!」
彼女がぼくを押さえていた手を離した。
でも、彼女は降りなかった。
逆にぼくの身体の上に垂直になり、さらに腰を深く押しつけてきた。
彼女の体重がすべて、下半身に落とされる。
ペニスが彼女の奥深くめり込む。
先端が奥の壁に潰される。
しかし、圧迫されても、ぼくのペニスの脈動は続く。
「ああ、出てる……違う……やっぱり違うわ……」
彼女は手を延ばし、ぼくのぴんと立っている乳首を指で転がし始めた。
「はうっ……うっ……」
ぼくはもだえた。
彼女の目は、まだ放出の快感に浸っているぼくを、見据えていた。
ぼくの放出が終わった。
「ごめんなさい、麗子さん、許して……」
「翔ちゃん! あれほど、出しちゃだめって言ったのに!」 
彼女が覆いかぶさってきた。
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