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大人遊び
第32章 choice A final
静かな部屋に二人の荒い息だけが響く。

抱き締める腕の力が解かれ、優しくベッドへ倒されると、クプッ…─と厭らしい音をたてながら彼のモノが抜かれた。

額の汗を拭いながら、隣にうつぶせに倒れこんだ啓介さんと目があうと、

「…ごめん、ガキみたいにさかった。身体大丈夫?」

ばつの悪そうに謝る彼。

「ぅん、大丈夫…なんか嬉しかった。啓介さん私のこと好きでいてくれてるんだなぁって感じた。」

そぉ答えると照れ臭そうな顔をした彼の腕が腰に回り、グイッと身体を引き寄せられた。

「ねぇ、だからさぁ、そーいうセリフどこで覚えてくるの?…もっかいする?笑」

おでこをあわせながら、いたずらに笑う。

「もぉー、人が本気で言ってるのにそぉやってすぐおちょくるんだから!!」

プイッとそっぽむく私の頭を撫でながら、

「ハハッ、そうやってこれからもさ、俺の隣で笑ったり、怒ったりしててよ。───文、愛してるよ。」

そう言って笑った彼は優しい優しいキスをくれるのでした。


あの日出会って、あの時恋した…彼との時間はこれからゆっくりと動き出す。


──choice A fin──
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