この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
当機は偶然により、運命を変更致しました
第3章 当便は到着地を変更します。

空港には、早めに着いた。
電車もバスも本数が少ないから、ちょうど良い時間には着けなかった。
霧は、昨日だけだったらしい。
今日は朝からちゃんと飛んでるみたいで、ほっとした。
帰れなかったら、すごい困る。
あんな親切な人、もう居ないだろうし。

まず荷物を預けちゃってからお土産屋さんを見て、マンゴージュースでも飲もうかなと思いながら、カウンターに行くと。

「えっ」

「あ、来た」

……来たって何?!

「なんで居るの!?」

「え?帰るから。」

「帰るって……」

それは、そうだろうけど!!
こんなに偶然が続くなんて、変だよね?
やっぱり、ストーカー……?

「俺達、縁有るんじゃない?」

「……どういう意味?」

「帰ってからも、時々会わない?俺、胸派なんだ。チキン南蛮以外でも……これ、置いてったでしょ」

朝、テーブルに置いた名刺を差し出された。

「一度貰った名刺を返すのは、ビジネスマネー的にどうかと思うよ。……はい」

あ。
これ、朝のと違う。
ひっくり返した裏に、手書きで連絡先が書いてある。
顔を見ると、にこにこしてる。

……どうしよう。
時々会うって、付き合うってこと?
まさか。
ちゃんとしたサラリーマンな人が、旅先で出会った変な女と付き合う訳無い。
……セフレ?
次はちゃんとヤるって言ってたもんね。
そうか。そうだよ。
これ、恩返し的にも、受け取っとこう。
どうせしばらく誰とも付き合う気無いし。

「謹んで、頂戴致します?」

「……やったっ」

そんな嬉しい?
相手に困ってなさそうだけど。
あ、胸派?だっけ。
胸目当てね。了解だ。
/52ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ