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当機は偶然により、運命を変更致しました
第5章 おまけのおまけ・当便は到着の遅れにより、終電が無くなりました

明日仕事?って職場の場所を聞いてくれて。
どうするか決めやすいようにって、交通の説明とかしてくれた。

「……なら、俺が出るのと一緒に出たら良いよ。
荷物が邪魔ならうちに置いといて、後で取りに来ても良いし。
泊まるなら、合鍵渡しとくね」

「え。そんなの、悪い」

「遠慮しないの。時々会おうって言ったよね?」

言った。
でも、単なる体のお付き合いかと。
体のお付き合いでも、ここまでしてくれるの?

それに、時々って、先の事じゃないの?
今日って、もう、時々に入るの?

……やっぱり……すごい良い人だったのか……!!

「……お世話に、なります?」

「よし、了解ー。それじゃあ……
コンビニもうちの近くに有るけど、空港で寄ってくかなー」

「コンビニ?私、着替えとか持ってるよ」

「着替え以外にも、要るもの有るでしょ?」

「えっ?」

「昨日無かった物、買わないとー」

今度は聖護さんは、にっこりじゃなく、にやっと笑った。

「……次が有ったら遠慮しないって、言ったよね?」

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