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当機は偶然により、運命を変更致しました
第5章 おまけのおまけ・当便は到着の遅れにより、終電が無くなりました
「お邪魔しまーす……」
「どうぞー、掃除してないけど」
聖護さんちの近くのコンビニで、タクシーを降りた。
お互い、相手の買うものは見ない!
……って約束して、買い物を済ませた。
私は、飲み物とお菓子くらいしか買うもの無かったけどね。
聖護さんは、あれ買ったんだろうな……ゴム。
なんだか恥ずかしくてその売場には近寄らなかったから、分からないけど。
掃除してないって言われたお部屋は、
足の踏み場が無いほどぐちゃぐちゃ……じゃあ、無かった。
「すごい!片付いてるね!」
「全然でしょ」
そう言うけど。
歩けて、座れて、缶とかお弁当の入れ物とか生ゴミ袋とかが、転がってないって。
男の人の部屋としては、かなり片付いてるよね?
「なんか飲む?」
「ううん……ありがと」
なんか飲む?って聞いたときには、もうコップに入った水が用意されていた。
「なんか飲む?」は、「お酒とかなんか飲む?」だったのかな。
ソファーで水を飲んでたら、聖護さんが隣に座って。
私と同じように、水を飲んだ。
「真帆ちゃん?」
「はい?」
聖護さんはコップを置いて、私を抱き寄せてキスをして。
耳の後ろ辺りで、こう聞いた。
「……シャワー、どうしても浴びたい?」
それ、答えにくいよ……!
出来れば、浴びたい。
でも、どうしても、じゃない。
もう、服の上からあちこち弄られてるから、このままシて欲しい気持ちもある。
「……なんで、そんなこと、聞くの……?」
「んー?温泉効果まだ残ってるなら、シャワーしたらもったいないかなって」
「ん……っ……まだ、すべすべ?」
「うーん……今のところ、すべすべな気はするけど、もっと柔らかいとこ触ってみないと、分かんないなー……
……おおっ!?」
私のシャツのボタンを外し始めてた、聖護さんが。
突然、驚いた。